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龍馬伝最終回の感想と、本の宣伝を少々。 [日本史(戦国・幕末など)]

日曜は、荻窪方面へ飲みに行き、そのまま友人夫妻の家に泊めていただく。
そこで大河ドラマ「龍馬伝」の最終回を、酒を酌み交わしながら鑑賞した。

近江屋での龍馬暗殺は、中岡慎太郎との談笑の合間に起きた、
本当に一瞬の出来事として描かれ、なかなかにショッキングであった。

実行犯はやはり見廻組だった。龍馬が「ほたえな!」と叫んだ途端、
斬り込まれてからの展開があまりに速く、
建物の中が暗かったため、どこをどう斬られて死んだのか、画面ではよく分からず。

新選組!』や『篤姫』など、これまで多くの作品で龍馬暗殺はたびたび描かれ、
それらではザックリ頭を斬られる場面が定番だったが、
今作品では、気が付けばもう血みどろになっていたような印象。

ある意味、江戸時代の夜というのは真っ暗闇に近いわけだし、
一流の剣客たちの早業とは、まさに目にも留まらぬものだったはずなので、
リアルといえばリアルなのだろう。

おそらく、刺客が踏み込んでから立ち去るまで、2~3分の出来事。
どんな人間の命でも、狂刃の前では呆気なく失われる。
龍馬と中岡が、斬られてからも会話の続きをする演出は非常に良かったと思う。

「新しい世の中」を作ろうとする龍馬が、それを望まない人の手によって殺された。
そうした人間のほうが世の中には多い、という点は現代にも通じる部分だろう。

ただ、不満だった点は、新選組が見せ場で必ず敵を討ちもらす無能集団のように見えたことや、
岩崎弥太郎が、暗殺者たちを止めようとするのは良いにしても、
事を終えた暗殺者たちと出くわす場面や、
最後になぜか憤死?しているような描写は謎だった。あれらは必要だったのだろうか。

また、龍馬が死んでからのことが、
弥太郎とお龍の部分しか描かれていなかったのも、個人的にはやや消化不良。

それからの幕府や薩長の出方や、海援隊同志の陸奥宗光たちが龍馬の仇を討とうと、
紀州藩や新選組ともう一悶着起こす「天満屋事件」なども
ちょっと観てみたかったのだが、残念ながら描かれなかった。

さて。そんな、消化不良の方にお勧めの一冊を紹介しておきます。
たまには宣伝もしないとね…(笑)。

龍馬とともに幕末を生きた52人のその後」(洋泉社)

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私も少々、執筆を手伝わせていただいた本。
中身は、海援隊の同志から新選組など敵対した人物、さらに女たちまで、
龍馬とかかわりのあった人物の「その後」にスポットを当てたもの。
もちろん、天満屋事件のことも描いている。
タイムリーな出版を企画された、プロダクション社長の村野氏に拍手を送りたい(笑)。

ついでに、これも。最近出た本。

日本史まるごとHowマッチ (竹書房)
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龍馬が「いろは丸事件」で紀州藩からせしめた金額とか、
秀吉が行った「醍醐の花見」や「朝鮮出兵」にかかった値段など、
戦国から幕末に起きた事件などに出てくる「金額」を、現代の通貨に換算して解説している。
580円にしては読み応えがあり、イラストも面白いので、ご興味があれば是非!


さらにもう一冊。
こちらは、グルメなあなたにお勧め。

東京昭和が美味い店 懐グルメ

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いわゆる飲食店の紹介本だが、「昭和」を感じる懐かしい店がメイン。
この日記にも書いている、レトロな名喫茶とか、もんじゃの焼ける駄菓子屋、築地市場の名店など
私も真夏の暑いさなか、汗だくになって20軒ほど取材させてもろうた成果が載っております。
最後のは、龍馬に関係なくてすいません(笑)。
 

今年は関ヶ原410年祭。その前哨戦「江戸の陣」に参加。 [日本史(戦国・幕末など)]

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今年は、「関ヶ原の合戦」から410周年。
それを記念して、岐阜県の関ヶ原町では
10月16~17日に「関ヶ原合戦410年祭」が開かれるという。

そういえば、西暦2000年には「400年祭」や関連イベントが各地で開かれていたっけ。
当時は今と違い、日本全国にネットが普及していなかったから、
web界は、こんなに歴史関連の情報で盛り上がっていなかった気がする。

100年毎では、次回は西暦2100年になってしまうから(笑)、
これから10年ごとに(いや、5年毎?)何かビッグな催しがあるのかな。

それに先立ち、東京の居酒屋「大河の舞」で前哨戦ともいえる、
江戸の陣」というものが開催されたので、参加してきた。
冒頭の「原哲夫」画のポスター(B1サイズ)は、このイベントの景品でGETしてきたものだ。
小日向えりさんいわく「汗の匂いのするポスター」。
その詳細は、とりあえず最後の方に書くとして、まずはメインの催しから、ざっと紹介。

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新宿三丁目のビル6Fにある、戦国居酒屋「大河の舞」。
甲冑が飾られ、足軽鎧を着た店員が料理を運んできたり、
大河ドラマのBGMが流れる、戦国時代をイメージした居酒屋だ。
以前から知っていたが、中に入ったのは今回が初めてだった。
店内奥に、メインステージが設けられており、そこでイベントが開始された。

司会者の大山さんと、関ヶ原町のスタッフによる挨拶の後、
「410年祭」のポスターが、初披露。
歴史アイドルの小日向えりさんが、さっそく登場して除幕、
両脇には、本多忠勝と大谷吉継が出現し、イベントに華を添えた。
中の人は直接は存じ上げないが、おそらく両名とも友人の友人だと思う(笑)。

その後は、歴女アーティスト*さくらゆき* によるライブ。

今回は5曲を披露。
うち4曲が戦国武将や合戦をテーマとした曲だった。

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先日参加した「龍馬フェスタ」の時よりも音質が良く、じっくり聴くことができた。
とくに真田幸村をイメージした「炎の月」、
石田三成と大谷吉継の情をイメージした「夢陽炎」などは、
彼女たちの感性で創り上げられた、歴史や偉人に対する思いが
ダイレクトに伝わってきて、手元のカクテル「真田幸村の六文銭」も一際旨く味えた。
ライブの様子はメンバーの、小栗さくら嬢のブログに詳しい。

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その後は、おなじみ小日向えりさんの「関ヶ原」トーク。
大谷吉継と湯浅五助の首にまつわる逸話を熱く語ったり、
京都の大徳寺だったかな?石田三成の墓に参拝したときの、エピソードなどを披露。
一般人は参拝禁止だが、取材+αで特別に参拝できたとのことで羨ましく思う(笑)。

ライブの後も、何故かずっと照明が暗くて、あまり良い写真が撮れなかった。
たっぷり30分のトークで、面白くはあったが、
途中からでも、地元関ヶ原の人や、*さくらゆき*の2人に参加してもらうなどして、
賑やかにやれば、なお盛り上がったのではないだろうか。

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ステージと別のスペースでは全国の地酒が楽しめる試飲会場が設けられていた。
岐阜県・大垣の酒蔵「三輪酒造」の社長自ら、注いでくれた。
9月から「地酒太平記」と題するイベントが開催されるらしい。

三輪社長は、地酒やイベントを熱心にPRしてくれたが、
隣の社員らしき年配男性は、こちらが近づいてもジッと押し黙ったままで、
ある意味、戦国武将っぽい風情を醸し出していたのが印象的であった。
ステージのイベントを観ていると動けず、思うように地酒が楽しめなかったのが残念。

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先日の「三国志フェス」で見かけた、フランスの女性カメラマンも来ていた。

この後、30~40人(推定)の参加者による大会が行われ、
各テーブルでの「武将神経衰弱」を勝ち抜いた10人が、クイズ大会に進出。
さらに決勝戦は7名に絞られ、「関ヶ原」早押しクイズ大会に移行した。

結果。
優勝者は…私だった。

「お前がなぜ参加する!」と怒られそうだが、だってポスターが欲しかったんだもん。
参加者の皆さんへ、ここで謝っておきます。

いや、誠にすみません…。
武将ステッカーを使用した「神経衰弱」が面白そうだったので
流れで参加したところ、なぜか勝ち残り、決勝にも出ることになってしまったのだ。

クイズは、ボードに答えを書く形式のもので、
さらに、7名による決勝の早押しは、テレビのクイズ番組によくある、
手元のボタンを押して、口頭で回答するもので、
一番早く7問正解した者が優勝という形だった。

クイズの中には、
「俳優の丹波哲郎さんが…真田太平記で演じた…のは…真田昌幸ですが、
 TBSのドラマ『関ヶ原』で演じたのは、どの武将だったか?」
と、最後まで聞かないと分からない「引っ掛け」問題もあり、
見事に「フライング」で引っかかってしまうという一幕もあった。

クイズは、「関ヶ原」に関連するものが、結果的に40問ほど出題された。
半数が女子だったこともあるので、適当なところで負けようかと思っていたのだが、
ついムキになってしまった。まったく、大人気ない…。

でも、こうしたイベントにはプロ顔負けの「猛者」がいるものだし、
40問も出た結果から分かるように、
かなりのデッドヒートであったことを付け加えておく。
でも、今後はこういう催しに参加するのは厳に慎まねば…。

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ポスターに加え、トロフィーと関ヶ原の地酒を頂く。
小日向えりさんの著書「イケメン幕末史」なども頂いたのだが、
既に所有しているため、これは2位以下の人に譲っておいた。

ポスターも決勝に出た人には行き渡ったようで、
なおさら途中で棄権すれば良かった。今は反省している…。

メインステージ前の掘りごたつ席には、30~40人しか座れず、
参加者の何割かは、ステージの見えない個室テーブル席で、
それぞれに酒を食事を楽しんでおり、会場全体の一体感に欠けていたのが残念。
もちろん、飲食に利用するにはムードがあって非常に良い店だが、
縦に長い店内のために死角が多く、今回のようなイベントには不向きではないかと思った。

また、クイズ大会が始まる時点で、参加者の何割かは
帰ってしまったので、小日向えりさんのトークを最後に持ってきたほうが、
多くの人が、最後までイベントを楽しもうと思えたのではないかと思う。

帰り、会場で会った知人の新聞記者と
「新宿中村屋」でチキンカリーとビールを味わい、帰宅。

居酒屋「大河の舞」では、9月1日から30日まで
武将カクテルなど、関ヶ原に関連したコラボメニューが登場するという。

「石田三成・岐阜名産牛ほほ肉朴葉焼き」「小早川秀秋・大阪名物串カツ5本盛り」
「島津義弘・薩摩揚げ」「前田慶次のレッドハイボール」「カクテルSEKIGAHARA」などが楽しめる。
この日は2品ぐらいしか味わえなかったので、近々、また行ってみるとしよう。

幕末龍馬フェスタに参加 [日本史(戦国・幕末など)]

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17日(土)、お台場のライブハウス
東京カルチャーカルチャー」で開催された
『幕末龍馬festa』というイベントを観に行ってきた。

この会場は、おととしの春に「三国志の宴3」という
赤兎馬プロデュースのイベントが開催されたことで
ご存知の人も多いだろう。

新宿の「ロフト・プラスワン」と同じ形式で、
昼から飲み食いしながらトークショーやライブを観られるという
のん兵衛にとって、大変有難い場所といえる。

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この日は、幕末イベにちなんだオリジナルカクテルが
登場していたので、何杯か頼んでみた。
右の青いのが「龍馬ブルー」というもので、
土佐の柚子梅酒を使った、さっぱりした味わいで呑みやすかった。

ちなみに同行した友人すーさん(すずきさん)は、
左に映っている「桜田門外の変」を注文。
味はカルアミルク系で、女子に受けそうな飲み物であった。

会場では「赤兎馬」の代表・柄沢さん、坪松さん、
そして友人のUSHISUKEさん、キメラさん親子とお会いする。
ちょっと三国志的面子な感じであった(笑)。

USHISUKEさんは、ピンク色の可愛いカクテル
「小日向えり」を注文していた。ちなみに、すーさんも(笑)。

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そう。
このイベントのメインともいえるトークショーには、
歴ドルの小日向えりさんが出演したのである。

司会・進行は歴史クリエイターのスナフ氏、
もうひとりのゲストは雑誌・RYOMA編集長の坂本龍馬氏。

トークショーは2部形式になっており、
中身は観客参加方の、幕末についての基礎知識おさらい、
今年の大河ドラマについての話、
小日向さんの著書「イケメン幕末史」の紹介などであった。

各人の幕末や、龍馬をはじめとする
志士に対する熱い思いが聴けて、なかなかに楽しめた。
結構長くしゃべっていたと思うのだが、あっと言う間に感じた。

観客参加型の質問に「幕末は16年。長いか、短いか」という
問いかけがあり、私は「短い」に挙手したのだが、
中には「長い」と応えていた人もいて、意外な感じがした。
江戸時代の中の16年。まあ、どう捉えるかは人によるだろう。

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その間のライブでは「和装侍系音楽集団MYST」(左)、
女性デュオの*さくらゆき*(右)が出演。
MYSTは新選組隊士を思わせる格好で「介錯」をテーマにした曲、
*さくらゆき*は、土方歳三をテーマにした曲などを披露していた。

なかなか面白いとは思ったが、
会場の音響の問題のせいか、声があまり聞き取れず
何と歌っていたのかよく分からなかったのが残念。

「おもしろ三国志」氏と比べてはいけないのかもしれないが(笑)、
コスチュームも、ややありきたりな感じがした。
でも、こういうジャンルのユニットは貴重であるし、応援したい。

その他に、今秋公開の映画「桜田門外の変」と
「半次郎」の予告映像も観ることができた。
立て続けに幕末の映画、それも今まではあまり注目されなかった
事件と人物をテーマにした作品が続くので、楽しみである。

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会場では、龍馬関連のグッズも販売。
龍馬のラムネなどもあって、興味をそそられた。
「石田散薬」のTシャツが気に入ったが、迷った末に断念(笑)。

最後にクイズとジャンケン大会があり、
そのうちジャンケン大会で、
キメラさんが勝ち残って見事賞品ゲット!

息子の遼君(小学生)は、果敢にも5問目の難問に挙手して挑んだが…玉砕。
でも、結局だれも当選できずにジャンケン大会となったので、
勇気ある行動だったと思う。三国志のみならず、さすがであった。

ちなみにその問題とは…
次のうち龍馬の葬儀に参加しなかったのは? で、
福岡孝弟、谷千城、田中光顕という三択だったのだが
分からんかった(笑)。というより、
そんな話をどこかで読んだ記憶はあるが忘れていた…不覚。

他に、龍馬夫妻が新婚旅行で行った
「塩浸温泉」はどこにあるか? という問題もあった。
これは鹿児島にあるのだが、私は以前行ったことがある。
まだ日記に載せたことはなかったと思うので、今度掲載したい。

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帰り際、自ら本の売り子も務めておられた
小日向嬢に挨拶し、その著書にサインを頂く。カメラを向けると、さすがの笑顔。
どうせ本を持ってもらうという贅沢をするなら、表紙が良かったか(笑)。

楽しいイベントだった。


イケメン幕末史
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569778313

戦国武将スタンプラリー [日本史(戦国・幕末など)]

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先日、関西に行ったら、
JRの駅でこんなイベントが行われているのを発見。
おお、なかなか粋ではないか!

ということで、自分もついでにやってみることに。
戦国武将ゆかりの史跡がある駅に行くと、こういうスタンプが置いてある。

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安土駅なら織田信長、彦根駅なら井伊直政…という具合で、
押したスタンプ用紙を京都大阪・三ノ宮駅に持っていけば、
その武将の家紋や旗印が入ったピンバッジがもらえるというもの。

欲張って5~6個もらおうと勇んでみたが、実はわりと縛りがあって、
2ヶ所押すごとに引き換え駅に行かねばならない上、
しかも土日祝限定だそうだ。ちょっとやそっとでは無理である…。
先月の出張と合わせ、結局4ヶ所行くのがせいぜい、であった。

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大阪駅中央口にある引換所に行くと、
けっこうな数の人が、バッジを貰うために並んでいた。
それも割と年のいったおじさん子どもから女子まで幅広く。
なるほど、武将ブームは続いておるのだな。

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私がもらえたのは、真田幸村(天王寺)、豊臣秀頼(大阪城公園)、
筒井順慶(大和郡山)、徳川家康(二条)。
1つはあげてしまったので、3つだけ。

期日は3月14日まで、しかも土日祝のみだが、
皆さんも関西へ行く機会があれば、トライしてみては?

JR東日本でもぜひ、やってほしいものである。
が、範囲が広がりすぎてしまうかなあ。
http://www.jr-odekake.net/navi/stamprally/

5分で終わった大坂冬の陣 [日本史(戦国・幕末など)]

2009年の大河ドラマ「天地人」が大詰めを迎えている。
来週で最終回だそうだが、1年も持たずに終了するのは異例といえば異例。

しかし、これほど「終わってくれて清々する」大河ドラマも珍しい(笑)。
それほどに出来の悪い大河であった。

とりわけ、今夜の「大坂の陣」は格段に酷かった。
戦国ものであれば、誰もが期待するクライマックスの合戦が、
なんと、ものの5分で終わってしまったのだ。

冬の陣では真田幸村が再登場したが、真田丸での奮戦は一瞬のみ。
後藤又兵衛や毛利勝永など西軍の諸将さえも、
一切出てこなかったのは、まことに恐れ入った。

夏の陣は、気がつけばもう大坂城が燃えていた。
最後までマトモな戦闘シーンはおろか、
幸村討死のシーンも豊臣母子の自刃シーンもなし…。

結局、千姫の命を助けたのも兼続の手柄という、ご都合主義。
もう、本作品の総決算ともいえる程の空想時代ホームドラマ。
勧善懲悪といえば聞こえはいいが、上杉家側の人間の発することが
綺麗事ばかりで、目も覆いたくなる場面の連続。

結局、「愛」だの「義」だの言ったところで、
家康に味方しなければならない矛盾と葛藤…。
もう少し、丁寧に描いて欲しかったし、描きようがあると思うのだが。

ドラマ全般を通して、扱いの酷い人物も多かった。
とくに猛将・福島正則などは女中みたいなのに投げ飛ばされるわ、
家康に蹴り飛ばされるわで、武力馬鹿以下の描かれ方。
明智光秀も、本能寺の後に、くのいちに首を絞められるという場面があった。

歴史に忠実すぎては、ドラマとして成り立たないのは分かる。
しかし、フィクションを描くにしても、「そう来たか」と
うならせるような絶妙な描写ならばいいのだが、
まったくと言って良いほどそういう場面はないし、戦闘描写もおざなりで、手抜き感が見え見え。
本当に、観てこれほど何も感じるところのない時代劇も珍しかった。

そこへ行くと、同じ日曜に放映が始まったばかりの
TBSのドラマ「JIN -仁-」は、なかなか面白い。
現代の医師が、幕末にタイムスリップするという
単純な設定なのだが、これが割といいのである。

http://www.tbs.co.jp/jin2009/
気になる点といえば、ヒロインの綾瀬はるかが現代人の娘にしか見えないのと、
エンディングのMISIAの唄声がうるさく、耳に障るところか。



(後日追記)
「JIN -仁-」は、確かに面白かったのだが、
最終回が実に消化不良で、すべてを台無しにした。
原作がまだ連載中というのは分かるが、
他にもっとふさわしい終わらせ方はなかったのだろうか。
途中までは面白かったのに、実に惜しい作品であった。

大河ドラマ「天地人」 [日本史(戦国・幕末など)]

今年の大河ドラマ「天地人」が、期待していたよりも面白くない…。

去年の「篤姫」もおととしの「風林火山」は、結構楽しめるレベルではあった。

しかし、「天地人」はなあ…。
直江兼続は好きな武将だが。
まず戦国時代ものなのにロケや合戦シーンが少なく、迫力が足りないのが×。
特に今回の「手取川の戦い」にはガッカリだった。

予算が限られているのは分かるが、
それを視聴者に感じさせないのがプロの仕事だろうに。
新選組!」も同じだったが、あの時はもう少し工夫されていた気がする。

長澤まさみが出てくるところなど、ほとんどスタジオ撮りのようで、
なんだろう、あの暗室のスポットライトは…。

役者もダメだ。兼続の子役が出ていた
2~3話ぐらいまではまだ面白かったのだが、
主役が妻夫木に代わってからはどうにもダメである。

先ほど挙げた妻夫木と長澤の「暗室対話シーン」が度々あるが、
毎回顔のアップでごまかしていて、失笑さえ込み上げてくる。
演技もダメ、演出もダメで萎えるばかりだ。

シナリオも、ホームドラマのようで男のロマンがない。
前回の母が亡くなるシーンなどは、誰にでも思いつきそうな展開。
脚本家が、歴史というものをあまり好きではないように思える。
元々がトレンディドラマ系なのも原因かもしれない。

史実とエンターテイメントの書き分けや設定にも、
迷いがあるのを見てとれて、冷めてしまうなあ…。
http://www.oricon.co.jp/news/movie/62524/full/

今のところ安部謙信の格好良さで持っているようなものだが、
その謙信も次回で死んでしまうようだし(まだ第10回なのに)、
最後まで観る気力が保てるかどうか心配でならない。

仕事の関係もあって観る必要があるのだが、
それが苦痛とならないことを祈るのみである。
純粋に楽しんでいる方には、誠に申し訳ないです。

秘めたる男女の間柄、篤姫と勝海舟。 [日本史(戦国・幕末など)]

大河ドラマ「篤姫」が佳境に入り、徐々に存在感を発揮しはじめたのが、
北大路欣也が演ずる、麟太郎こと「勝海舟」である。

北大路氏は年齢的にもイメージ的にも、ミスキャストのような気がするので
配役については、「う~ん」と首をかしげてしまうのだが、
それはともかく、この海舟は維新後に幕末のことを新聞記者などによく語ったようで、
当時の様子を伝える貴重な証言を数多く残している。

その中に、勝海舟と、天璋院・篤姫の
ただならぬ関係を示す、おもしろいエピソードがある。

江戸の無血開城とともに大奥を退去した後の篤姫は、
その後も徳川家からの援助を受けて暮らしていたが、
旧幕臣の海舟は、なにかと世話を焼いたらしい。

主な役目は何だったかといえば、デートのお相手だった。

海舟は、「下々の暮らしを見せる」という名目で、
篤姫をよく舟遊びや料亭、吉原の遊郭などに連れていき、
帰りは午前様になることも、しばしばであったという。

未亡人とはいえ、篤姫は当時30代中頃の女ざかり。
23歳のときに夫である将軍・家定が死んで10年もの間、
独り身の寂しさに耐えてきた身。
海舟は無論妻帯者であったが、これまた40半ばの男ざかり。

2人が惹かれあった、
あるいは篤姫が海舟に惹かれたとしても不思議はない。
体の関係があったとしても、ごく自然な成り行きと思える。

大奥ではなにかと対立した和宮とも、海舟の邸宅にて食事を共にするなど、
秘めたる恋も育んで、篤姫は
それなりに平穏に、楽しい余生を過ごしたようである。
そういう視点で、ドラマの彼らを観てみるのも面白いだろう。

さすが、ドラマではこういう部分まではやらないだろうが、
他にも沢山伝わる、篤姫の維新後の逸話からは、 なんとなく等身大の姿が見えてくる。

歴史は調べれば調べるほど面白くなるし、
追求すれば追求するほど分からなくなってくる。

こうした話も研究が進めば、より詳細なことが分かるかもしれないし、
あるいは間違いだった、ということになるかもしれない。

そこがまた、面白さともいえるのだが。

(海舟の口述回想)

「天璋院のお伴で、いろいろ行ったよ。吉原、八百善にも二三度、
 向島の柳屋へも二度かね。…おれも馴染みの芸者屋だの、
 いろいろ持っていたから。腹心の家がないと、困らあな。
 天璋院を”おれの姉”と称して連れ歩いたのだが、
 女だから立小便もできないから、知らぬフリをしてくれる家がないと困るからの」

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