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寛永寺の聖域を見学(徳川将軍家の墓と、慶喜が謹慎した部屋) [城・史跡]

この9月、芝・増上寺の徳川将軍家廟所へお参りに行ったことを書いたが、
7月にチラッとお参りしてから、気になっていた
上野・寛永寺の徳川家廟所(墓地)にも先日、正式に参拝してきた。

増上寺には、2代・秀忠、6代・家宣、7代・家継、9代・家重、12代・家慶、14代・家茂。
寛永寺には、4代・家綱、5代・綱吉、8代・吉宗、10代・家治、11代・家斉、13代・家定と、
それぞれの寺に6人ずつの将軍が眠っている。
(初代の家康と3代の家光は日光東照宮に、15代・慶喜の墓は谷中霊園にある)

どちらも通常は非公開で、自由な参拝はできないが、
年に数日だけ、一般人に公開する日が設けられている。

増上寺は、その日になれば一日中開放され、自由に参拝することができるが、
寛永寺は往復ハガキでの申し込みが必要で、1回あたり抽選で80名という制限があり、
しかもお坊さんの案内がつくという、厳重なものとなっている。

101127 (1).JPG

今年はそれに応募したところ、運よく当選し、参拝する機会を得た。
参拝させてくれたのは、2ヶ所ある霊廟のうちの北側。
北側のこの勅額門の奥に、5代・綱吉、8代・吉宗、13代・家定と、
その妻・篤姫(天璋院)の墓があるのだ。

門のそばまでは、普段から行くことができるのだが、
ここから奥に入るのは初めて。ドキドキの瞬間だ。

101127 (5).JPG

ということで、裏に回り込んで1枚。
実際にはこの門をくぐることはできず、回り込んで行くことになる。

101127 (3).JPG

門の脇に、80名近い参拝者たちが、
案内の僧侶が来るのを待ち構えている。秋晴れの、いい色の空だった。

で、肝心の墓の写真を載せたいところであるが、
この参拝ツアーでは一切、写真撮影は禁止となっている。
そのため、残念ながら写真は無い。
勅額門の脇にあった、篤姫墓の案内板でご勘弁を(笑)。

101127 (2).JPG

緑が鬱蒼と茂るなか、増上寺と同じ形の宝塔が
立っていて、誠に神妙な気持ちにさせられた。

今でこそ、門以外の建物はみんな1945年の戦災で焼失しているが、
江戸時代、墓所の前には拝殿があって、
その拝殿から奥に進むことは、将軍でさえも許されなかったというのだから、
墓のすぐ側まで行ってお参りできるのはこの上なく光栄なことである。

宝塔の地下2メートルのところに、各将軍の遺体は棺に入り、眠っている。
増上寺は、1958年に遺骨の発掘調査が行われ、
その後、桐ヶ谷斎場で荼毘に付されて改葬されているが、
寛永寺の廟所は発掘調査は行われていない。
つまり、将軍たちは亡くなってからそのままの形、座した姿で今も眠り続けているのだ。

100717 (4).JPG
(これは7月の日記にも載せた、扉の隙間から撮った家綱墓の写真)

本堂裏の一角にまとめられた増上寺の墓は、どこか手狭な感じがしたが、
寛永寺の墓は、上写真のように、ひとつひとつが独立して建っており、
本当に当時の姿のままというのが分かる。
写真撮影や、人数の制限がされている理由も分かった。

そんな中でも、13代・家定と妻・篤姫の墓はちゃんと並んで建っていて、
篤姫が亡くなった後に、その功績(江戸無血開場や徳川家の存続など)を重く見て、
当時の人が敢えてここに埋葬した志が伝わってくる。
本来、将軍以外の人物が廟所の中に埋葬されることは、あり得なかったのだから。
勝海舟が、これらの墓を守るために築いた石垣も、中から眺めると特別な感慨があった。


101127 (4).JPG

墓参りの後、徳川慶喜が「鳥羽伏見の戦い」後に
謹慎していた大慈院(葵の間)にも、案内していただいた。
写真はその入口で、内部はやはり撮影禁止。

内部には慶喜が起居していた和室2間と厠、そして庭や一部の遺品が、
当時のまま(実際には少し場所が動いたために移築)残されている。
大政奉還し、自ら江戸幕府を終息させた慶喜は、何を想ってここで暮らしていたのか。

今回は狭い和室に大勢が入りすぎて、そこまで感慨に浸れなかったので、
一度、一人でじっくり訪れて感じてみたいものだ。

年に一時期(秋)の、寛永寺特別公開。
このページに募集要綱が出るので、興味のある方は、ぜひまた来年チェックされたし。
私も、チャンスがあれば毎年のように参拝したい。
http://www.city.taito.tokyo.jp/index/064589/045985.html
 
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